関税引き上げ戦争

トランプ大統領は自動車に最高で25%の高い関税をかけると言っています。いま、アメリカは輸入乗用車に2.5%の関税をかけている。これが25%になれば一気に10倍です。本当に引き上げられれば、日本車の価格上昇につながるから自動車メーカーの大きなブレーキになる可能性が十分にあります。アメリカは、日本車の最大の輸出先であり、2017年の輸出額は4兆5600億円に達している。実にアメリカへの輸出額の30%が自動車です。3月には、鉄鋼やアルミニウムに25%の関税をかけたばかりです。自動車メーカーは焦りを募らせています。SUBARUは、アメリカで販売している車の半分以上にあたる34万台を日本から輸出しているし、アメリカに工場がないマツダは、アメリカで販売している車の70%にあたる21万台を輸出している。しかし、関税を引き上げれば、日本やドイツがアメリカに工場を移転して、雇用が増えるという思惑もある。世界の経済が大きく動く事になるかもしれないので、目を離せない。